2017年9月19日(火)-9月24日(日)
open 午前10時 ~ 午後6時
(最終日は午後5時まで)
入場無料
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山元宣宏さんより
【山元宣宏書法展について】
2000年以上にもわたる手書きの時代を通じた人類の文化的な営為の総体として書文化が成り立っている。文字を書くという行為は、人間の営為と直結するため、言語・美学・歴史・文学など、どの分野にも関連する、まさに学際的な学問領域である。
最近、『古代書体論考』(京都大学学術出版会、2016年11月)、『「成り立ち」「書き順」を知れば美しく書ける 漢字かきかた練習帳 改訂版』(鉱脈社、2017年6月)を上梓した。
今までの研究成果を拙いながらもまとめた今こそ、自らの美的な世界を表現するいい機会だと考え、書作展を開催することとなった。
文字を書く活動に美の享受を重視すれば書芸術となるが、書の世界はそれだけにとどまらず、とても広くて大きな世界だ。いままで積み重ねてきたものが未熟ではあろうが書の表現に反映されているはずだ。ぼくの今を作品にとどめておくだけでなく、美的な世界を共感できるとうれしい。
【プロフィール】
山元 宣宏(やまもと のぶひろ)
宮崎大学教育学部准教授
三重県鈴鹿市生まれ
中国政府奨学金留学生として1997~99年に中央美術学院(中国画系書法班)留学
奈良教育大学書法芸術科卒業
京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。京都大学博士(人間・環境学)
日本学術振興会特別研究員、京都大学、大阪教育大学の非常勤講師、宮崎大学教育文化学部専任講師、宮崎大学教育文化学部准教授を経て現在に至る。
第1・2回全日本高校・大学生書道展連続大賞受賞
第6回立命館白川静記念東洋文字文化賞、平成24年度漢検漢字文化研究奨励賞
現在、宮崎大学教育学部准教授、上海交通大学海外漢字文化研究中心専聘研究員、世界漢字学会日本理事、全九州大学書写書道教育学会監事、東方学会会員、書学書道史学会会員。
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【作品より】
「みちくさ」

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「一期一会」

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「益寿」

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「奇跡」

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「清心」

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「生きる」

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「前進」

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「平々凡々」

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「来楽」

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